1/43 DICAST MODEL

1951 212 InterVignale Coupe
●Jolly Model(I) JL0464
●5,670円 (税込)

イタリアのジョリー・モデルから1951年の212インテル・ビニャーレ・クーペが発売された。ヘッドランプがラジエター・グリルに近い位置に配された若干寄り目のフロント・スタイルや、上部にクロームの飾りをつけた小柄なテール・フィンが特徴のビニャーレ製クーペの雰囲気を伝えているのは、さすがイタリアのモデル・メーカーならでは。エッチング・パーツを用いたワイヤー・スポーク・ホイールなど、安定した作りが魅力的である。


1952 225 ExportVignale Spider
●Jolly Model(I) JL0318
●5,670円 (税込)

この奇妙なスタイルのフェンダーを持つのは、1952年にビニャーレがワンオフのスパイダー・ボディを架装した225エクスポート(S/N:0176ED)だ。フルワイズなのにポンツーン・フェンダーのような側面の切り込みも持っており、モダーンにもクラシックにも見える不思議な形のフェラーリである。イタリアにはまだまだ未発表の資料が埋もれているのだろう。次はどんな珍車を製品化してくれるのか、期待一杯のジョリー・モデルだ。


1952 250S Vignale Coupe
●Jolly Model(I) JL0254
●5,670円 (税込)

ジョリー・モデルから発売された250Sビニャーレ・クーペは、1952年のミッレ・ミリアにゼッケン611をつけて出場し総合優勝したS/N:0156ETの市販車仕様だ。コンパクトなビニャーレ製クーペ・ボディの側面に設けられた2個のエア・アウトレットが特徴のフェラーリである。ジョリーの製品らしく、レジン製のボディで美しいスタイルを再現し、細部にはエッチングによる金属パーツを効果的に配したお馴染みの構成だ。


1958 250TR (Cegga-Ferrari 3000S)
●Jolly Model(I) JL0310
●5,670円 (税込)

1958年に誕生した250TR(S/N:0742TR)は1960年のレース中のアクシデントで大破してしまう。そのTRを購入したスイスのクラウデ・ガシュナン(ニックネームがCegga)は、TR61風のボディを架装しレースに出場した。そのTRのストリート仕様のモデルがジョリー・モデルから発売された。ファンネルが覗くボンネット上に設けられたカバーや、ワイパー、ワイヤー・スポーク・ホイールなどの凝った作りはジョリー・モデルならではだ。


1959 TR59
●Jolly Model(I) JL0249
●5,670円 (税込)

ボンネットを貫通して見えるファンネルを覆うアクリル・カバーが特徴のTR59はブルームのモデルでお馴染みだが、今回同じイタリアのジョリー・モデルからも市販車仕様のモデルが登場した。ジョリーらしい、美しく縮小されたレジン製ボディが魅力の製品である。そのボディと、エッチングによるスポークとアルミ製リムを組み合わせたホイールとのバランスも優れており、バリエーション追加を心待ちしたい製品の登場といえよう。


1962 250GTO
●Jolly Model(I) JL0259
●5,670円 (税込)

ジョリー・モデルから250GTOのストラダーレが発売された。市販車仕様とはいえ、ヘッドランプ・カバーやボディ側面に顔を覗かせるエグゾースト・パイプまで赤く塗られている様子は、いささか不似合いのようではあるが、それはまたコンペティション・シーンを連想させる役割をも持っているようだ。厚い塗装の影響からか、ボディがややボッテリした印象もあるが、なかなかGTOらしい姿をしているモデルで、今後の新仕様に期待したい。


1966 330GTS
●BEST MODEL(I) No.9315
●6,615円 (税込)

ベスト・モデルの330GTSに新バージョンとして、メタリック・ブルーの製品が追加された。ダイキャスト製モデルを着実なペースで発売している同社の製品だけに、突出したディテール表現などはないものの、安心して購入できる品質を保っている。ボディの美しい塗装や細部への色差しはもちろん、プラスティック製、金属製のフィッティング・パーツを組み合わせる技法は、もはや同社のミニカーのスタンダードになったといえよう。


1968 365GTB/4
●京商(J) No.05051R(赤)、No.05051BK(黒)
●各8,925円 (税込)

550マラネロの登場まで長い間フェラーリの最後のFRベルリネッタと呼ばれ、今でも人気の高いヒストリック・フェラーリの1台が365GTB/4だ。京商からその365GTB/4の1/43スケールの製品が発売され、本誌65号ではイエローのボディカラーの製品を紹介しているが、その後レッドとブラックの2台のバーリエション・モデルが追加された。いずれもプレクシグラスのヘッドランプ・カバーを備える初期型モデルであり、レッドのボディには黒いインテリアが、ブラック・ボディの製品ではタンのインテリアが組み合わされる。両車ともにエンジン・フードとトランク・フードの開閉ができ、エンジン・フードの裏側にはストラット式のダンパーまで備わる。


1978 308GTB
●BEST MODEL(I) No.9314
●7,350円 (税込)

コンパクト・フェラーリの中でもファンの多い308GTBがイタリアのベスト・モデルから発売中だ。今回登場したバージョンは、ノーズに大きなエアダムを備えた仕様とされ、迫力ある姿を披露する。メタリック・シルバーグレイのボディにブラックのインテリアが組み合わされた。センター・キャップに跳ね馬のエンブレムを再現したすっきりした仕上がりのホイールも、特筆されるチャーム・ポイントと言えよう。


2002 Enzo Ferrari Test Version
●京商(J) No.05001T
●8,925円 (税込)

京商の1/43スケールのエンツォ・フェラーリに、マニアックな仕様のテストカーが加わった。レッドのボディにオフィシャル・サプライヤーのブリヂストンやブレンボなどのスポンサー・ステッカーを描いたものであるが、実はこの仕様は純然たるテストカーではなく、エンツォ・フェラーリの発表に併せてフィオラノで開催されたプレス関係者試乗会で登場した個体をモデル化したものだ。次はどんなバージョンが登場するか楽しみになってきた。


2005 FXX
●REDLINE(I) RL058
●15,750円 (税込)

レジン製のフェラーリ・モデルを次々と精力的にリリースしているレッドラインから、待望のFXXが登場した。実車の登場からあまり時間をおかずに製品化をするのが、同社の特徴である。正確なプロポ−ションの再現と、適度なディテール表現がこのFXXでも活かされており、特徴である大胆な構成のリア・ウイングなども、美しく塗装されたボディと共に素晴らしい出来といってよいだろう。まずはレッドが発売中だ。


2006 248F1
●MATTEL(USA) J2967(No.5)、J2968(No.6)
●各4,410円(税込)

2006年のF1グランプリ・シーンに期待されて投入されたフェラーリのニュー・ウエポン、248F1の1/43スケール・モデルがマテルのホットウィール・レーシング・シリーズから発売された。赤い皇帝、ミハエル・シューマッハーの愛機であるゼッケン5号車と、彼をサポートしたブラジリアン・ドライバーのフェリペ・マッサの6号車も登場。248F1は実戦では予想どおりの結果を残すことはできなかったものの、稀代の名ドライバーのM.シューマッハーが最後にドライブしたグランプリ・マシーンとして、いつまでもティフォシたちの記憶に残るモデルとなるだろう。そんな記念碑的モデルとなった本製品だけに、お買い逃しのないよう早めの手配が欠かせない。

 

1/18 DICAST MODEL

1957 250TR
●MATTEL(USA)  MT23913
●5,250円(税込)

1958年のワールド・スポーツカー・チャンピオンシップに向けてフェラーリが投入した250TRが、マテルのホットウィール1/18スケールのモデルとして久々に登場した。プラスティック製パーツを用いたスポーク・ホイールをはじめ、細部のパーツに最近のモデルと比べて少々線が太い印象があるが、数年前から品切になっていた製品が復活したことを素直に喜ぶべきであろう。再販の第1弾は定番のレッドに塗装されている。


1962 250GTO
●MATTEL(USA)  MT23912
●5,250円(税込)

ヒストリック・コンペティションカーを代表するフェラーリ250GTOが、ホットウィール1/18スケールの製品として登場した。数年前に、いくつかのバリエーション展開をしながらも、その後品切となってしまったモデルの再販である。ステアリング可動、ドア、ボンネット、トランク・フードの開閉などのギミックはそのまま引き継いでおり、重量感たっぷりな製品として、以前購入できなかったファンには安心してお勧めできる1台である。


1963 250LM
●MATTEL(USA) MT23914
●5,250円(税込)

V12ユニットをミドシップに搭載した250LMがホットウィールの1/18スケールの製品として発売中だ。こちらも数年前に絶版となったモデルの再販で、最近の製品に較べホイールやワイパーの線は太いが、逆にヒストリック・モデルに似合っているともいえる。久々の再生産は以前のモデルを買い逃していた方には朗報であろう。赤いボディの製品が登場したが、カラー・バリエーションの追加にも期待したいものである。


1984 288GTO
●MATTEL(USA) MT8248J(赤)、MT8249J(黄)
●各9,450円(税込)

ホットウィール1/18スケールのエリート・シリーズに288GTOが加わった。一連のエリート・シリーズの製品同様に、以前から発売中のモデルをベースにグレードアップした製品で、成形色のままだった室内は、シートをボディ・カラーと同色で塗り分け、ダッシュボードやコンソール部分なども丁寧な色差しが行われたことにより、さらに実感的になった。エンジン・フードを開けると、新製した部品を用いたエンジンやサスペンション周りが目に入る。各部の標記類も実感的に再現されている。実車は272台しか製造されず貴重な存在となっている288GTOだが、今回登場したレッドとイエローの2台であれば、格好のクリスマス・プレゼントとなるだろう。


1995 F50
●MATTEL(USA) MT2929J(赤)、MT2930J(黄)
●各9,450円(税込)

1993年のフェラーリ社創立50周年を記念して誕生したF50。マテルのホットウィール1/18エリート・シリーズに、そのF50がレッドとイエローの2色で登場した。製品は従来から発売されていたモデルをベースとしたものであるが、新規に作られたエンジンやサスペンション周りの部品の採用や、細部にわたる塗り分け、配管、配線の追加、標記類の追加などを行い、量産製品とは思えないほどの実感的な雰囲気の再現に成功した。以前の製品では省略されていたシート・ベルトもサテン地の帯を用いて表現しており、味気なかったコクピットのよいアクセントとなっている。ガレージの一角にディスプレイするには格好のアイテムとしてどなたにもお勧めできる製品だ。


2002 Enzo Ferrari
●MATTEL(USA) MT0326J
●5,800円(税込)

ホットウィール1/18スケールのエンツォ・フェラーリに、新バージョンとしてWHIPSシリーズの製品が加わった。レッド・クロームという派手なボディ・カラーが目を引くモデルであるが、これは最近のアメリカで流行しているカスタム手法によるものだ。ポリッシュされた大径のホイールや、ビビッドなメタリック・レッドのアクセントを加えたドライビング・シートなど、独特の雰囲気を放つモデルである。


2005 Superamerica
●MATTEL(USA) MT2853J(赤)、MT2872J(青)、MT2873J(銀)
●各5,250円(税込)

2005年1月に行われたデトロイト・モーターショーで発表されたスーパーアメリカが、マテルのホットウィール1/18スケールで一気に5台登場した。こちらのレッド、メタリック・ブルー、シルバーの3台はお買い求めやすい価格からもわかるように、従来の同社の1/18スケールのフェラーリ・シリーズと同様なベイシック・ラインのモデルである。基本のボディ・シェルは共通のものを用いているが、インテリアが成形色に若干の色差しをした程度に抑えられ、エンジン・ルームやトランク内部などは価格相応に省略された部品構成が採用されている。スーパーアメリカの特徴である回転式のレボクロミコ・ルーフはこの製品でも再現されており、オープン状態とクローズ状態を選ぶことができるようになっている。最新の製品だけに、普及版とはいっても現代の水準を保った製品としてお勧めしたい。


2005 Superamerica
●MATTEL(USA) MT2921J(赤)、MT2922J(青)
●各9,450円(税込)

こちらは同じマテルのホットウィール1/18スケール、エリート・シリーズで登場したスーパーアメリカだ。スタンダードの製品をベースとしながらも、エンジン・ルーム内のパーツは新製され、インテリアではシート・ベルトや細部の色差し、スカッフ・プレート装着など充実した追加作業が施された。トランク・ルームは起毛処理され、専用のバッグまで備わる。ホイールの奥には金属パーツを用いたドリルド・ディスクと、赤いキャリパーが覗いている。細かいところでは、コーション・プレートの貼付、レボクロミコ・ルーフへの熱線表現やハイマウント・ストップ・ランプ追加など、精密度を高めた製品だ。レッドとメタリック・ブルーが発売中。


2005 FXX
●MATTEL(USA) MT2854J
●5,250円(税込)

本誌前号でご紹介したホットウィール1/18シリーズのFXXに新バージョンとして、ボディ・カラーをレッドにした製品が登場した。価格からもおわかりのように、普及品クラスのシリーズの製品であり、細部の表現はあっさりとしたものとなっている。エリート・シリーズとの差別化も考慮してか、各部の色差しが省略されるのは仕方ないことではあるが、せめてリア・カウル後部のメッシュは黒で表現して欲しかったと思えてしまう1台だ。

 

1/10 RADIO CONTROL MODEL

2003 575GTC
●京商(J) No.31365
●45,150円 (税込)

京商の1/10スケール・エンジン付きラジオ・コントロールカー、ピュアテンGPに575GTCが登場した。この製品は塗装済み完成状態のボディを持つことが特徴で、2004年シーズンにGPCジエッセ・ティームのペーター/バビーニ組がドライブした575GTC(S/N:2216)を再現する。シャシーは初心者にも扱いやすい4WDシャフト・ドライブのFW-05Tプラスが採用され、2速A/TつきのGXR15エンジンが搭載済み。足廻りはダンパ−も含めてアジャスタブル式で走りに合わせたセッティングが可能だ。なお、プロポ一式はキットに付属しているが、走行に際しては別売りの燃料、プロポ用単3電池12本、プラグヒーター用単1電池2本が必要となる。