« 1/18 DICAST MODEL | メイン

2006年12月19日

1/43 DICAST MODEL

1951 212 InterVignale Coupe
●Jolly Model(I) JL0464
●5,670円 (税込)

イタリアのジョリー・モデルから1951年の212インテル・ビニャーレ・クーペが発売された。ヘッドランプがラジエター・グリルに近い位置に配された若干寄り目のフロント・スタイルや、上部にクロームの飾りをつけた小柄なテール・フィンが特徴のビニャーレ製クーペの雰囲気を伝えているのは、さすがイタリアのモデル・メーカーならでは。エッチング・パーツを用いたワイヤー・スポーク・ホイールなど、安定した作りが魅力的である。


1952 225 ExportVignale Spider
●Jolly Model(I) JL0318
●5,670円 (税込)

この奇妙なスタイルのフェンダーを持つのは、1952年にビニャーレがワンオフのスパイダー・ボディを架装した225エクスポート(S/N:0176ED)だ。フルワイズなのにポンツーン・フェンダーのような側面の切り込みも持っており、モダーンにもクラシックにも見える不思議な形のフェラーリである。イタリアにはまだまだ未発表の資料が埋もれているのだろう。次はどんな珍車を製品化してくれるのか、期待一杯のジョリー・モデルだ。


1952 250S Vignale Coupe
●Jolly Model(I) JL0254
●5,670円 (税込)

ジョリー・モデルから発売された250Sビニャーレ・クーペは、1952年のミッレ・ミリアにゼッケン611をつけて出場し総合優勝したS/N:0156ETの市販車仕様だ。コンパクトなビニャーレ製クーペ・ボディの側面に設けられた2個のエア・アウトレットが特徴のフェラーリである。ジョリーの製品らしく、レジン製のボディで美しいスタイルを再現し、細部にはエッチングによる金属パーツを効果的に配したお馴染みの構成だ。


1958 250TR (Cegga-Ferrari 3000S)
●Jolly Model(I) JL0310
●5,670円 (税込)

1958年に誕生した250TR(S/N:0742TR)は1960年のレース中のアクシデントで大破してしまう。そのTRを購入したスイスのクラウデ・ガシュナン(ニックネームがCegga)は、TR61風のボディを架装しレースに出場した。そのTRのストリート仕様のモデルがジョリー・モデルから発売された。ファンネルが覗くボンネット上に設けられたカバーや、ワイパー、ワイヤー・スポーク・ホイールなどの凝った作りはジョリー・モデルならではだ。


1959 TR59
●Jolly Model(I) JL0249
●5,670円 (税込)

ボンネットを貫通して見えるファンネルを覆うアクリル・カバーが特徴のTR59はブルームのモデルでお馴染みだが、今回同じイタリアのジョリー・モデルからも市販車仕様のモデルが登場した。ジョリーらしい、美しく縮小されたレジン製ボディが魅力の製品である。そのボディと、エッチングによるスポークとアルミ製リムを組み合わせたホイールとのバランスも優れており、バリエーション追加を心待ちしたい製品の登場といえよう。


1962 250GTO
●Jolly Model(I) JL0259
●5,670円 (税込)

ジョリー・モデルから250GTOのストラダーレが発売された。市販車仕様とはいえ、ヘッドランプ・カバーやボディ側面に顔を覗かせるエグゾースト・パイプまで赤く塗られている様子は、いささか不似合いのようではあるが、それはまたコンペティション・シーンを連想させる役割をも持っているようだ。厚い塗装の影響からか、ボディがややボッテリした印象もあるが、なかなかGTOらしい姿をしているモデルで、今後の新仕様に期待したい。


1966 330GTS
●BEST MODEL(I) No.9315
●6,615円 (税込)

ベスト・モデルの330GTSに新バージョンとして、メタリック・ブルーの製品が追加された。ダイキャスト製モデルを着実なペースで発売している同社の製品だけに、突出したディテール表現などはないものの、安心して購入できる品質を保っている。ボディの美しい塗装や細部への色差しはもちろん、プラスティック製、金属製のフィッティング・パーツを組み合わせる技法は、もはや同社のミニカーのスタンダードになったといえよう。


1968 365GTB/4
●京商(J) No.05051R(赤)、No.05051BK(黒)
●各8,925円 (税込)

550マラネロの登場まで長い間フェラーリの最後のFRベルリネッタと呼ばれ、今でも人気の高いヒストリック・フェラーリの1台が365GTB/4だ。京商からその365GTB/4の1/43スケールの製品が発売され、本誌65号ではイエローのボディカラーの製品を紹介しているが、その後レッドとブラックの2台のバーリエション・モデルが追加された。いずれもプレクシグラスのヘッドランプ・カバーを備える初期型モデルであり、レッドのボディには黒いインテリアが、ブラック・ボディの製品ではタンのインテリアが組み合わされる。両車ともにエンジン・フードとトランク・フードの開閉ができ、エンジン・フードの裏側にはストラット式のダンパーまで備わる。


1978 308GTB
●BEST MODEL(I) No.9314
●7,350円 (税込)

コンパクト・フェラーリの中でもファンの多い308GTBがイタリアのベスト・モデルから発売中だ。今回登場したバージョンは、ノーズに大きなエアダムを備えた仕様とされ、迫力ある姿を披露する。メタリック・シルバーグレイのボディにブラックのインテリアが組み合わされた。センター・キャップに跳ね馬のエンブレムを再現したすっきりした仕上がりのホイールも、特筆されるチャーム・ポイントと言えよう。


2002 Enzo Ferrari Test Version
●京商(J) No.05001T
●8,925円 (税込)

京商の1/43スケールのエンツォ・フェラーリに、マニアックな仕様のテストカーが加わった。レッドのボディにオフィシャル・サプライヤーのブリヂストンやブレンボなどのスポンサー・ステッカーを描いたものであるが、実はこの仕様は純然たるテストカーではなく、エンツォ・フェラーリの発表に併せてフィオラノで開催されたプレス関係者試乗会で登場した個体をモデル化したものだ。次はどんなバージョンが登場するか楽しみになってきた。


2005 FXX
●REDLINE(I) RL058
●15,750円 (税込)

レジン製のフェラーリ・モデルを次々と精力的にリリースしているレッドラインから、待望のFXXが登場した。実車の登場からあまり時間をおかずに製品化をするのが、同社の特徴である。正確なプロポ−ションの再現と、適度なディテール表現がこのFXXでも活かされており、特徴である大胆な構成のリア・ウイングなども、美しく塗装されたボディと共に素晴らしい出来といってよいだろう。まずはレッドが発売中だ。


2006 248F1
●MATTEL(USA) J2967(No.5)、J2968(No.6)
●各4,410円(税込)

2006年のF1グランプリ・シーンに期待されて投入されたフェラーリのニュー・ウエポン、248F1の1/43スケール・モデルがマテルのホットウィール・レーシング・シリーズから発売された。赤い皇帝、ミハエル・シューマッハーの愛機であるゼッケン5号車と、彼をサポートしたブラジリアン・ドライバーのフェリペ・マッサの6号車も登場。248F1は実戦では予想どおりの結果を残すことはできなかったものの、稀代の名ドライバーのM.シューマッハーが最後にドライブしたグランプリ・マシーンとして、いつまでもティフォシたちの記憶に残るモデルとなるだろう。そんな記念碑的モデルとなった本製品だけに、お買い逃しのないよう早めの手配が欠かせない。