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2006年3月27日

F1第3戦 オーストラリアGP決勝結果

 アルバート・パーク・サーキットを舞台に開催されたF1世界選手権第3戦オーストラリアGPは、前日の予選から不安定な天候が続くコンディションの中、決勝レースがスタートした。しかし、フォーメーション・ラップ開始直後、マクラーレンのモントーヤがスピンを喫し、コース上に停車。さらにグリッド上ではセカンドローを獲得したルノーのフィジケラまでもがトラブルに見舞われ、エクストラ・フォーメーションラップに持ち込まれた。これによりレースは1周減って、57周での争いとなった。

 スタート直後、トップは38年ぶりにホンダにポールをもたらしたバトンと、ルノーのアロンソが激しいバトルを繰り広げる。一方、後方15番手グリッドからのスタートとなったフェリペ・マッサは1コーナー手前でクリエンと接触。さらに右側にスピンし、ロズベルグと衝突。レース開始早々にリタイアへと追い込まれてしまった。セーフティーカーが抜けた3周目のレース再開後、アロンソはついにバトンを交わし、トップに躍り出る。後方にはバトン、ライコネン、モントーヤ、ウエーバー、R.シューマッハー、ハイドフェルド、そしてM.シューマッハーを含めたトップ8が続く。

 シューマッハは25周目に1回目のピットイン。序盤はなかなかペースの上がらなかったフェラーリであったが、タイヤ交換後、次第にペースを上げ、10番手スタートから6番手まで順位を上げる。しかし33周目、最終コーナーの立ち上がりでバランスを崩したシューマッハーは体制を崩したまま、ウォールへクラッシュ。マシンは大破し、あえなくリタイアとなってしまった。

 レース終盤はアロンソの独走となり、そのままチェッカー。緒戦バーレーンに続いて、今季2勝目、ルノー・ティーム3連勝となった。

Round-3  Australian GP
Pos.   No  Driver Machine Laps Time  Qlf
1 1 F.Alonso Renault R26 57 1:34:27.870 3
2 3 K.Raikkonen McLaren MP4-21 57 1:34:29.699 4
3 7 R.Schumacher Toyota TF106 57 1:34:52.694 6
4 16 N.Heidfeld BMW Sauber F1.06 57 1:34:58.902 8
5 2 G.Fisichella Renault R26 57 1:35:06.291 2
6 17 J.Villeneuve BMW Sauber F1.06 57 1:35:17.424 19
7 11 R.Barrichello B・A・R Honda RA106 57 1:35:19.774 16
8 14 D.Coulthard Red Bul Ferrari RB2 57 1:35:21.853 11
9 12 J.Button B・A・R Honda RA106 56 1:33:35.538 1
10 19 C.Albers Midland Toyota M16 56 1:35:40.604 17
11 21 S.Speed Toro Rosso Cosworth STR1 57 1:35:46.687 18
12 22 T.Sato Super Aguri Honda SA05 55 1:35:46.666 21
13 23 Y.Ide Super Aguri Honda SA05 54 1:35:38.433 22
Retirements
4 J.P.Montoya McLaren MP4-21 46 1:21:00.001 5
18 T.Monteiro Midland Toyota M16 39 1:09:43.669 20
20 V.Liuzzi Toro Rosso Cosworth STR1 37 1:03:07.270 12
5 M.Schumacher Ferrari 248 F1 32 0:52:37.726 10
9 M.Webber Williams Cosworth FW28 22 0:37:17.203 7
15 C.Klien Red Bul Ferrari RB2 4 0:08:45.675 13
8 J.Trulli Toyota TF106 0 --------- 9
10 N.Rosberg Williams Cosworth FW28 0 --------- 14
6 F.Massa Ferrari 248 F1 0 --------- 15
Fstest Lap
3 K.Raikkonen McLaren MP4-21 57 1:26.045

投稿者 akizuki : 10:35

2006年3月20日

F1第2戦 マレーシアGP決勝結果

 舞台を東南アジア、セパン・サーキットに移し、F1第2戦マレーシアGPが開催された。予選4番手のタイムをマークしたミハエル・シューマッハーはエンジン交換のペナルティにより、決勝は10番手降格の14番グリッドからのスタート。またフェリペ・マッサも予選終了後にエンジン交換を行ったため、最後尾スタートのペナルティが与えられた。
 
 予選では灼熱のコンディションであったセパン・サーキットだが、決勝当日はどんよりとした曇り空の中での開催となった。スターティング・グリッドを獲得したルノーのジャンカルロ・フィジケラを先頭に各車一斉にスタート。トップをフィジケラが守り、これにバトン、アロンソ、ウェバー、モントーヤ、ハイドフェルド、ロズベルグ、トゥルーリ、ビルヌーブ、そしてシューマッハーと続く。一方、レッドブルのクリエンは左フロントタイヤを破損し緊急ピットイン。さらにキミ・ライコネンが高速S字コーナーでウォールへクラッシュし、そのままリタイアするという荒れた幕開けとなった。好スタートを切ったシューマッハーはオープニング・ラップを終えるまでに10番手までに順位を上げた。

 レース序盤、上位陣はスタートと変わらず、フィジケラが2位バトンとの差を広げファステスト・ラップを刻んで行く。後方14番グリッドからスタートしたシューマッハーは、10周目にビルヌーブ、13周目にはトゥルーリをパスし7番手にまで浮上することに成功。1ストップ作戦をとったマッサは29週目にピットイン。21番手のスタートから、見事ポイント圏内の7番手でレースへの復帰を果たした。

 終盤に入ってもフィジケラ、アロンソ、バトンのトップ3の体制でレースは展開。フィジケラの独走状態のままゴールとなった。後方スタートから見事な追い上げを見せたフェラーリ勢は、48周目、5番手を走行していたハイドフェルドがエンジンブローを起こしたため、マッサとシューマッハーはそれぞれ5番手、6番手に順位を上げ、この日のレースを終えた。

Round-2  Malaysia GP
Pos.   No  Driver Machine Laps Time  Qlf
1 2 G.Fisichella Renault R26 56 1:30:40.529 1
2 1 F.Alonso Renault R26 56 1:30:45.114 7
3 12 J.Button B・A・R Honda RA106 56 1:30:50.160 2
4 4 J.P.Montoya McLaren MP4-21 56 1:31:19.880 5
5 6 F.Massa Ferrari 248 F1 56 1:31:23.783 21
6 5 M.Schumacher Ferrari 248 F1 56 1:31:24.383 14
7 17 J.Villeneuve BMW Sauber F1.06 56 1:32:00.990 10
8 7 R.Schumacher Toyota TF106 56 1:32:01.817 22
9 8 J.Trulli Toyota TF106 55 1:30:42.142 9
10 11 R.Barrichello B・A・R Honda RA106 55 1:30:53.222 20
11 20 V.Liuzzi Toro Rosso Cosworth STR1 54 1:31:05.666 13
12 19 C.Albers Midland Toyota M16 54 1:31:12.211 15
13 18 T.Monteiro Midland Toyota M16 54 1:32:18.242 16
14 22 T.Sato Super Aguri Honda SA05 53 1:30:56.659 17
Retirements
16 N.Heidfeld BMW Sauber F1.06 48 1:18:31.099 11
21 S.Speed Toro Rosso Cosworth STR1 41 1:08:21.452 12
23 Y.Ide Super Aguri Honda SA05 33 0:58:18.660 18
15 C.Klien Red Bul Ferrari RB2 26 0:57:47.359 8
9 M.Webber Williams Cosworth FW28 15 0:24:54.628 4
14 D.Coulthard Red Bul Ferrari RB2 12 0:16:47.499 19
10 N.Rosberg Williams Cosworth FW28 6 0:09:56.357 3
3 K.Raikkonen McLaren MP4-21 0 ---------- 6
Fstest Lap
1 F.Alonso Renault R26 45 1:34.803

投稿者 akizuki : 22:23

2006年3月 6日

F1第1戦 バーレンGP決勝結果

 バーレンにて開幕した2006年F1世界選手権。初採用となったノックアウト方式での予選は、ミハエル・シューマッハーとフェリペ・マッサが見事1-2を飾り、2004年ハンガリーGP以来のフロントロウ独占となる、フェラーリ復活の兆しを見せる走りを披露した。通算65回目のポール獲得となったシューマッハーは、これでアイルトン・セナに並んだ。

 明けて決勝、12日。好スタートを切ったシューマッハーはそのままトップをキープ。続く2番手には今シーズンからスクーデリア・フェラーリのセカンド・ドライバーとなったフェリペ・マッサが追いかけるが、昨年の王者フェルナンド・アロンソの前にあっさりとパスされてしまう。その後にはファン・パブロ・モントーヤ、バトン、ルーベンス・バリチェロらマクラーレン、ホンダ勢が入賞圏内にひしめき合う展開に。

 レース序盤の7周目、一度は抜かれたマッサだが、今度は先を行くアロンソに襲いかかる。しかしアロンソに対して、後方右サイドから迫ったマッサは、1コーナー手前のストレート・エンドでブレーキをロックさせてしまいスピンを侵す。コントロールを失ったマッサのマシーンは、そのまま1コーナーにターン・インしようとするアロンソの鼻先に飛び出した。アロンソは寸前のところで接触をかわしたものの、逆にマッサは大きく順位を落とす結果となってしまった。

 その後、レースはアロンソとシューマッハーの2ドライバーよる熾烈なトップ争いが続く。明暗を分けたのは2回目のピットストップだ。39週目にピット作業を終えコースに復帰するアロンソと、先に3周早くピット作業を終えホームストレートを疾走するシューマッハーが、ピットレーン出口で見事に交錯。ほとんど並走する形で1コーナーへと向う両者だが、イン側についたアロンソに行く手を阻まれたシューマッハーは、苦しくも逆転を許してしまう。シューマッハーはその後もアロンソに対し激しくプッシュを続け、その差わずか0.8秒にまで縮めたもの、アロンソは最後までシューマッハーに入る隙を与えずそのままチェッカーを切った。

Round-1  Bahrain GP
Pos.   No  Driver Machine Laps Time  Qlf
1 1 F.Alonso Renault R26 57 1:29:46.205 4
2 5 M.Schumacher Ferrari 248 F1 57 1:29:47.451 1
3 3 K.Raikkonen McLaren MP4-21 57 1:30:05.565 22
4 12 J.Button B・A・R Honda RA106 57 1:30:06.197 3
5 4 J.P.Montoya McLaren MP4-21 57 1:30:23.253 5
6 9 M.Webber Williams Cosworth FW28 57 1:30:28.137 7
7 10 N.Rosberg Williams Cosworth FW28 57 1:30:49.248 12
8 15 C.Klien Red Bul Ferrari RB2 57 1:30:52.976 8
9 6 F.Massa Ferrari 248 F1 57 1:30:56.112 2
10 14 D.Coulthard Red Bul Ferrari RB2 57 1:31:01.746 13
11 20 V.Liuzzi Toro Rosso Cosworth STR1 57 1:31:12.202 15
12 16 N.Heidfeld BMW Sauber F1.06 56 1:29:56.330 10
13 21 S.Speed Toro Rosso Cosworth STR1 56 1:30:01.841 16
14 7 R.Schumacher Toyota TF106 56 1:30:24.528 17
15 11 R.Barrichello B・A・R Honda RA106 56 1:30:42.588 6
16 8 J.Trulli Toyota TF106 56 1:30:51.466 14
17 18 T.Monteiro Midland Toyota M16 55 1:30:15.643 19
18 22 T.Sato Super Aguri Honda SA05 53 1:31:13.629 20
Retirements
23 Y.Ide Super Aguri Honda SA05 35 1:11:00.370 21
17 J.Villeneuve BMW Sauber F1.06 29 0:46:29.645 11
2 G.Fisichella Renault R26 21 0:35:19.841 9
19 C.Albers Midland Toyota M16 0 ----- 18
Fstest Lap
10 N.Rosberg Williams Cosworth FW28 42 1:32.408

投稿者 akizuki : 16:22

2006年3月 1日

599GTBフィオラノ、ジュネーブにて正式デビュー。

 2月28日、スイスのジュネーブにて第76回ジュネーブ・モーター・ショーが開幕した。会場では、今年の1月9日付けでスタジオカット3点と、エンジン・スペックのみが先行公開されていた新型12気筒ベルリネッタである599GTBフィオラノが、ついに正式発表となり、全世界に向けて初お披露目された。575Mマラネロの後継モデルとなる599GTBはピニンファリーナがデザインを担当し、先代と比べ精悍なスタイリングとなっている。

 当サイトでは599GTBに関する詳細をFrom Scuderiaで随時お伝えしているので、是非ご覧いただきたい。なおジュネーブ・モーター・ショーに関する速報はホビダス・オートで随時アップ中なのでこちらもお見逃しなく。


●From Scuderia
http://www.hobidas.com/blog/scuderia/from/

●ホビダス・オート
http://www.hobidas.com/auto/

投稿者 akizuki : 11:56