« 2006年3月 | メイン | 2006年5月 »

2006年4月28日

2008年F1世界選手権エントリーリストが発表される。

 FIAは4月28日、2008年度のF1世界選手権エントリーリストを発表した。今回発表されたリリースによると、これまでの11ティームに加え、新たに元B・A・Rホンダのチーム代表、デビッド・リチャーズ率いる“プロドライブ”の参入が決定。2008年のF1は12ティームの体制で争われることになる。


●2008年度 エントリーティーム(計22ティーム)

BMWザウバーF1ティーム
ホンダ・レーシングF1ティーム
ミッドランドF1レーシング
プロドライブ
レッドブル・レーシング・ティーム
マイルドセブン・ルノーF1ティーム
スクーデリア・フェラーリ・マルボロ
スーパーアグリF1ティーム
スクーデリア・トロ・ロッソティーム
パナソニック・トヨタ・レーシング
ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
TBAウィリアムズF1ティーム

投稿者 akizuki : 21:00

2006年4月24日

F1第4戦 サンマリノGP決勝結果

 F1世界選手権第4戦、世界中のティフォジたちが渇望していたその瞬間が、フェラーリの地元イタリアのイモラサーキット(アウトドモーロ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ)でついに現実のものとなった。

 気温27度、路面温度43度と晴れ渡ったイモラの空の下、決勝レースがスタート。土曜日の予選で故アイルトン・セナの最多記録を塗り替え、通算66回目のポールポジションを樹立したミハエル・シューマッハーは好スタートを切り、トップを維持したまま1コーナーへ進入。2番手にホンダのジェイソン・バトン、4番手スタートのフェリペ・マッサはひとつ順位を上げ、3番手につけた。一方、ルノーのフェルナンド・アロンソはひとつ順位を上げ4番手の位置から虎視眈々とトップを狙う。しかし、その後方でアクシデントが発生する。ミッドランドのクリスチャン・アルバースとスーパー・アグリの井出有治との接触で、アルバースのマシーンが激しく横転。幸いにもドライバーに怪我はなかったが、その影響でセーフティーカーが投入され、前戦オーストラリアGPに続いて荒れた幕開けとなった。

 レース序盤、依然リードを保ちながらファステスト・ラップを刻むシューマッハーは、2位バトンとの差を広げ、20周目に1回目のピットストップを済ませる。ところがこの後ペースが上がらないシューマッハーは、それまでの1分25秒台から28秒台にまでペースが落ち、2番手にまで順位を上げきたアロンソとの接近戦へと展開していく。ここで先に勝負に出たのはルノー陣営。アロンソは41周目に2回目のピット作業を行い逆転を狙うのだが、シューマッハーもその1周後にピットイン。アロンソはその間、猛烈なアタックを試みたもののトップを奪うことができなかった。シューマッハーはクルーの素早いピットワークにも助けられ、見事アロンソの前でコースに復帰を果たした。

 残り20周、昨年とは逆のポジションとなった新旧2人の王者のマッチレースとなった。テール・トゥ・ノーズで猛追するアロンソと、巧みなドライビングで逃げるシューマッハー。そして、その勝敗は残り4周のところで決まった。プッシュし続けたアロンソはビルヌーブ・コーナーで縁石に乗り上げる痛恨のミス。ラインを外れアウト側に膨らんだアロンソは、シューマッハーとの差を2秒以上に広げてしまった。その後もパーフェクトな走りを見せたシューマッハーは、そのままチェッカーを受け、堂々のポール・トゥー・ウィンを勝ち取った。

 シューマッハーは今季初勝利、昨年のアメリカGP以来の通算85勝目を獲得。2位にはアロンソ、3位モントーヤ、4位にはマッサが入った。なお現時点でのドライバーズポイントは首位のアロンソが36ポイント、そして今回10ポイントを獲得したシューマッハーは合計21ポイントとなり4位から2位へと浮上した。

Round-4  San Marino GP
Pos.   No  Driver Machine Laps Time  Qlf
1 5 M.Schumacher Ferrari 248 F1 62 1:31:06.486 1
2 1 F.Alonso Renault R26 62 1:31:08.582 5
3 4 J.P.Montoya McLaren MP4-21 62 1:31:22.354 7
4 6 F.Massa Ferrari 248 F1 62 1:31:23.582 4
5 3 K.Raikkonen McLaren MP4-21 62 1:31:24.010 8
6 9 M.Webber Williams Cosworth FW28 62 1:31:44.225 10
7 12 J.Button B・A・R Honda RA106 62 1:31:46.121 2
8 2 G.Fisichella Renault R26 62 1:31:46.686 11
9 7 R.Schumacher Toyota TF106 62 1:31:51.997 6
10 11 R.Barrichello B・A・R Honda RA106 62 1:32:24.337 3
11 10 N.Rosberg Williams Cosworth FW28 62 1:32:26.161 13
12 17 J.Villeneuve BMW Sauber F1.06 62 1:32:28.856 12
13 16 N.Heidfeld BMW Sauber F1.06 61 1:31:14.621 15
14 20 V.Liuzzi Toro Rosso Cosworth STR1 61 1:31:16.127 16
15 21 S.Speed Toro Rosso Cosworth STR1 61 1:31:17.717 18
16 18 T.Monteiro Midland Toyota M16 60 1:32:04.462 19
Retirements
14 D.Coulthard Red Bul Ferrari RB2 47 1:11:12.998 14
22 T.Sato Super Aguri Honda SA05 44 1:08:45.746 21
15 C.Klien Red Bul Ferrari RB2 40 1:00:36.834 17
23 Y.Ide Super Aguri Honda SA05 33 0:50:50.196 22
8 J.Trulli Toyota TF106 5 0:08:41.967 9
19 C.Albers Midland Toyota M16 0 ---------- 20
Fstest Lap
1 F.Alonso Renault R26 23 1:24.569

投稿者 akizuki : 13:24