フェラーリのアッセンブリーラインでハンドメイドされる「マラネロクラッチ」とは

「マイアミで12チリンドリと同時に発表された『マラネッロ・クラッチ』は、メイド・イン・イタリーのクラフツマンシップ、ディテールへのこだわり、職人の卓越性を象徴するものです。自動車の世界観とブランドのコンテンポラリーなスタイルが理想的に融合した唯一無二のアクセサリーです」。そう語るのは、フェラーリ広報マネージャーのジョアン・マーシャルさん。

このバッグは、フェラーリのマラネッロ工場の自動車アッセンブリーラインでひとつひとつ職人の手によってハンドメイドされる。そう、彼らは普段、フェラーリのプロトタイプやインテリアを手がけているのだ。12気筒モデルを主とするアッセンブリーラインの2階には、インテリアに用いるレザー等の加工セクション『Selleria e Interni』が設けられているのだが、まさにその場所でこのバッグは最終仕上げを受け、完成するのだ。

アルミニウム製となるそのシェイプは、おわかりのように、まさにデイトナSP3そのもの。フェラーリがファッションカテゴリーに参入して長いが、今回のバッグは、ラグジュアリーファッション開発と歴史あるマラネッロのファクトリーがリアルで結びつき、新しい価値を生み出した記念すべきアイテムであるように思う。

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