2025年7月30日。フェラーリ・ジャパンは、東京のウォーターズ竹芝で、新モデル「Ferrari Amalfi」の日本初披露イベントを開催した。イタリア・マラネッロの本社からプロダクトマーケティング責任者のマヌエレ・カランド氏をゲストに迎え、フェラーリの伝統と革新が融合した特別な一日となった。
会場は南イタリアのアマルフィ海岸をイメージし、レモンの木やカラフルなブーケ、豪華な柑橘類のデコレーションで彩られた。アマルフィの風情を感じさせる空間で、フェラーリのマスターピースを存分に体感できる洗練された雰囲気を演出していた。
カランド氏はイベントで「Amalfiは、フェラーリのパフォーマンスとドライビングの精神を完璧にバランスさせたモデルである」と述べ、参加者を魅了した。
Ferrari Amalfiは、Romaの後継として進化
Ferrari Amalfiは、2025年7月初旬にイタリア・アマルフィで世界初公開された2シーター2+2モデルである。Ferrari Romaの後継として位置づけられ、革新的なパフォーマンスと高い走行性を兼ね備える。デザインはミニマルでモダンなアプローチを採用し、クリーンなラインとダイナミックなフォルムが現代性を表現する。
エクステリア：フロントには大きなエアインテークと彫り込まれたルーバーを備え、リアには一体化したアクティブスポイラーとカーボンファイバー製ディテールがスポーティさを強調する。エレガントで力強いシルエットを実現した。
インテリア：デュアルコックピットレイアウトを採用し、ステアリングホイールに物理ボタンとアイコニックなスタートボタンを配置する。一体型センターディスプレイと人間工学に基づいた操作系で、ドライビング中の直感的な操作を可能にする。2+2シート構成でリアシートの実用性が高く、家族旅行にも適応する。カーボンファイバーの多用とアクセントステッチがエクスクルーシブな印象を与える。
パワフルなパフォーマンスと先進技術
Amalfiの心臓部は、数々の受賞歴を持つF154ファミリー由来のツインターボV8エンジンである。排気量3,855ccで、最高出力640 cv（7,500 rpm）、リッターあたり166 cvという高効率を実現する。8速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わせ、0-100 km/h加速は3.3秒、0-200 km/hは9.0秒、ウェイトパワーレシオは2.29 kg/cvとクラスをリードする性能を発揮する。
エンジンの進化：先進ターボチャージャーと制御システムにより、最高回転数7,600 rpmを達成する。軽量クランクシャフト（1.3 kg削減）や低粘度オイルの採用で効率を向上させる。スロットルレスポンスも向上し、リニアなパワーデリバリーを提供する。
ビークルダイナミクス：ブレーキ・バイ・ワイヤシステム、ABS Evo、6Dセンサーによる精密制御で、あらゆる路面に対応する。アクティブエアロダイナミクスとして、可変リアウィング（Low/Medium/High Drag Forceモード）を搭載し、250 km/hで最大110 kgのダウンフォースを生成しながらドラッグを最小限に抑える。
HMI（ヒューマン・マシン・インターフェース）：15.6インチデジタルインストゥルメントクラスター、10.25インチタッチスクリーン、8.8インチパッセンジャーディスプレイの3画面構成を採用する。Apple CarPlay™とAndroid Auto™に対応し、MyFerrariアプリ連携でスマートフォン統合を実現する。オプションのBurmester™オーディオシステム（14スピーカー、1,200 W）で没入感のあるサウンドを楽しめる。
ADAS（先進運転支援システム）：アダプティブクルーズコントロール、自動緊急ブレーキ、ブラインドスポット検出、レーンキープアシストなど、次世代の安全機能を搭載する。
オプションとして、車高を40 mm上げるフロントリフターシステムを用意し、日常使いの利便性を高める。
エレガンスとパフォーマンスの融合
Ferrari Amalfiは、エレガンスとパフォーマンスが両立したモデルであり、感動的なドライビングエクスペリエンスを提供する。フェラーリのスポーティな魅力をライフスタイルに溶け込ませる一台である。タイヤはMichelin Pilot Sport 4SやPirelli P Zero（フロント245/35 R20、リア285/35 R20）と共同開発され、トラクションと快適性を両立する。
フェラーリの7年間メンテナンスプログラムが適用され、20,000 kmごとまたは毎年4回の定期点検を保証する。認定ディーラーで専門技術者が対応し、長期的な安心を提供する。
