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2007年1月15日

フェラーリ、F2007を発表。

 1月15日、フェラーリは2007年のF1世界選手権に参戦するニューマシーン“F2007”を発表した。“プロジェクト658”として開発されたF2007は、フェラーリにとってF1参戦通算53台目となる。

 F2007は今季のテクニカル・レギュレーションに合わせて、フロントおよびリアクラッシュテストを導入し、またドライバーの側面側を保護する複合材料システムの追加など、主に安全性に関する変更が施された。これにより約10kgの重量増加となっている。

 248F1と比較すると、F2007のシャシーは大きく修正が加えられた。また空理気的に革新的な新しいフロント・サスペンションが装着された他、クーリングシステムの変更に伴って、サイドポンツーン及びその開口部も改良が行われた。一方、ホイールベースは前年より長くなった。

 よりコンパクト化が進んだギア・ボックスは、今回もカーボンファイバーで製造されている。革新的なクイック・シフトシステム(7速ギア+リバース)を採用し、リアセクションはさらに絞り込まれた。

 また、リア・サスペンションは248F1と似ているものの、今後、2007年仕様のタイヤ特性に合わせた開発を予定している。フロントおよびリアの空力パーツのデザインは、開幕までに大幅な変更が加えられるという。サイドミラーの位置は248F1と変わっておらず、またエギゾースト・システムも変更はない。

 そしてF2007に組み合わされるパワーユニットは、昨シーズン末と同じ056エンジン。これに2006年10月にFIAによって制定されたエンジン・レギュレーションに従って、トルク曲線の最適化、1万9000回転での冷却システム、及びフルード・システムの見直し等、可能と認められた箇所に限り、修正が施されている。

投稿者 akizuki : 15:57

2007年1月11日

インターナショナル・スキー・ミーティングが開催。

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 毎年恒例となるフェラーリのインターナショナル・スキー・ミーティングが2007年1月10日、今年もイタリアのマドンナ・ディ・カンピリオで開催された。

 定例記者会見では、今季からスクーデリア・フェラーリへと移籍したキミ・ライコネンが赤い跳ね馬の衣装をまとい、その姿を初披露した。“僕はマラネロのファクトリーをはじめて訪れた時、これまでのティームには無かったとても温かな空気を感じたんだ。確かに彼らはとてつもないハードな仕事を続けている。それなのに、とてもリラックスした仲の良い家族みたいなんだ。これまでのマクラーレンとは全く違うよ。僕はこのティームでポジティブに戦うことができると思っている。”と述べた。

 また昨シーズン、2勝を挙げ、ドライバーズ・ランキング3位につけたフェリペ・マッサも登場し“僕にとって2006年は大きく飛躍することが出来た一年だった。2007年は、まずは初戦を勝利で収め、更なる飛躍を望みたい”と今シーズンへ向けその抱負を語った。

投稿者 akizuki : 12:50

2007年1月10日

1947-2007 フェラーリ創立60周年。

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 1947年、かの故エンツォ・フェラーリによって興されたフェラーリ社は、今年で創立60周年を迎える。今回、この記念すべき年を祝し、フェラーリ社は来る6月21日~6月24日の4日間、本拠地であるイタリア・マラネロを舞台に記念式典を開催することを発表した。

 イベントの中核となるのは、フェラーリで世界5大陸を横断する“リレー・レース”。6月に行われる式典に先立って、アブダビ首長国を起点に1月28日にスタートを切り、中東、アジア、オセアニア、南アメリカ、北アメリア、ヨーロッパへと渡り行く。全行程を148日間かけ、式典最終日となる6月24日にマラネロに到着する予定だ。

投稿者 akizuki : 15:22