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2006年10月 3日

新世代12気筒ベルリネッタ“フェラーリ599”を発表。

 575マラネロに代わる待望の新世代12気筒ベルリネッタ“フェラーリ599”が、10月3日、フェラーリの日本総代理店であるコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドから発表された。

 今年2月のジュネーブ・モーターショーのワールド・プレミアを飾った“フェラーリ599”は、フェラーリの伝統であるV12ベルリネッタとして新たに開発。往年のモデル“250GT”をはじめとした古典的GTのスタイリングを、現代のフェラーリらしさと高次元で融合し、フラッグシップ・モデルに相応しい精悍な印象を持つ。

 パワーユニットはエンツォ用のF140B形をベースとしたF140C形を搭載し、5999ccの排気量から620hp/7600r.p.m.、 62.0kg-m/5600r.p.m.を発揮。パワー/ウエイト比は575Mマラネロの3.36kg/hpを遥かに上回る2.6kg/hpをマークする。F1マティックは、より進化した“F1スーパーファスト・システム”と呼ばれるギア・ボックスを採用し、0.15秒掛かった変速時間を、0.1秒にまで短縮した。一方で599のシャシーは12気筒ベルリネッタとしては初めてアルコア社製アルミ・スペース・フレームを用い、ボディの拡大にもかかわらず、 575Mに対して約40kgの減量に成功している。

 なお、日本での車輌本体価格は、F1マチック仕様が30,450,000円(税込)とされ、マニュアル仕様は後日発表予定となっている。

投稿者 akizuki : 2006年10月 3日 17:24