288GTO Evoluzione
1986
288GTO Evoluzione
 以前のGTカテゴリーを簡潔にしたグループBカテゴリー用に製作されたのが288GTOである。しかし、他メーカーが興味を示さず、そのためサーキットでグループBによるレースは行われず、当初目論んでいた闘う場を失ってしまう。しかしフェラーリは水面下でその可能性を試すべくコンペティション・バージョンのエボルツィーネを製作し、様々なテストを続けていた。実戦に姿を現すことはなかったが、その後に発表されるF40の開発に多大なる貢献を果していることは見逃せない。一見するとそのスタイリングはまったくの別物に見えるが、センター・セクションを見比べると、F40とほとんど変わらないことに気が付こう。最終的に5台が製作され、F40デビュー後に4台が放出され、そのうちの1台は現在日本に存在する。
●全長×全幅×全高:4225×1970×1100mm
●ホイールベース:2445mm
●車輌重量:1114kg
●エンジン型式:水冷90°V型8気筒DOHC 4バルブ+ツイン・インタークーラー付ターボチャージャー
●総排気量:2885cc
●最高出力:650hp/7800r.p.m.
●変速機:5段M/T+Rev.
●生産台数:5
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