1995
F50
フェラーリ社50周年を記念し、F40に続く限定プレミアム・モデルとして1995年に登場したのがF50である。ルーフ・パネルを取り替えることで、ベルリネッタとバルケッタのふたつの顔を持つF50は、その主な構成に、カーボン・コンポジット製のバスタブ型モノコックをはじめ、ロードカーとしては当時、世界初となるパワートレーン・フレーム方式を採用した。ミドシップにマウントされるV12ユニットは、333SPと同じティーポF130をベースとし、排気量は実用性確保のため最終的に4.7リッターまでアップされた。最高出力520HP/8500r.p.m.、最大トルク48.0kg-m/6500r.p.m.を発揮し、リッター当たりの出力は111PS/リッターをマークした。
●全長×全幅×全高:4480×1986×1120mm
●ホイールベース:2580mm
●車輌重量:1230kg
●エンジン型式:水冷65°V型12気筒DOHC5バルブ
●総排気量:4700cc
●最高出力:520HP/8500r.p.m.
●変速機:6段M/T
●生産台数:349台
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