1976
512BB
限定車的性格の365GT4/BBに代わり、パワー至上主義を捨て、扱い易さと生産性を重視した512BBが1976年にデビューした。最大の相違点は排気量が4391ccから4942ccに拡大され、フェラーリ伝統の排気量を気筒数で割った名称ではなく、ディーノ式の総排気量と気筒数を組み合わせた表示方式が採用されている。外観は、365GT4/BBと比べ、リア・オーバーハングが50mm延長され、ボディ・サイドにはクーリング用のNACAダクトが新設されたのが特徴。また、テールランプが4灯になり、テールパイプが片側2本ずつに変更された。1981年までに929台が製造。
●全長×全幅×全高:4400×1800×1120mm
●ホイールベース:2500mm
●車輌重量:1580kg
●エンジン型式:水冷180°V12 DOHC2バルブ
●総排気量:4942cc
●最高出力:360HP/6800r.p.m.
●変速機:5段M/T
●生産台数:929台
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