1997
355F1
これまでのフェラーリは、ロードカーに様々なオートマティック・トランスミッションをトライしてきたが、その集大成というべきF1タイプ・ギア・ボックスを初めて市販車に採用したのが355F1だ。ステアリングの裏側に設けられたパドルでシフトするもので、従来のトルクコンバーター式A/Tをベースにしたティップシフトとは異なり、ギア・ボックス本体はM/Tと共通で、電気的に制御されるクラッチ操作とギアチェンジを油圧アクチュエーターによって行う。パドルシフトによるマニュアル・モードのほかに、完全自動のオートモードも備わる。
●水冷90°V型8気筒DOHC5バルブ
●3495cc
●380HP
●生産台数:――――
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