1990
641/2
新車輌規定に対応してJ.バーナードが開発したF189/Tipo640を発展させた1990年用マシーンがF1-90こと641/2だ。スリムなスタイリングを持ち、空力、サスペンション、エンジンと、すべてが最高のパッケージングを持つ傑作車である。1990年のフランスGPで、フェラーリにとってGP100勝目を記録したマシーンでもある。タイトル争いが決する日本GPで641/2に乗るプロストが勝てば最終戦で逆転が可能だった。しかしスタート直後の1コーナーで、先行するプロストにマクラーレンのセナが激突し、チャンピオンの夢はそこで潰えた。
●エンジン形式:Tipo 036
●エンジン型式:水冷65°V型12気筒DOHC5バルブ、ギヤ駆動
●総排気量:3497.964cc
●最高出力:680bhp/12750r.p.m.
●製造台数:8
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