1995
412T2
速くなり過ぎてしまったF1マシーンの速度を押さえるため、FIAは1995年シーズンから排気量を3リッター以下とし、ダウンフォース削減のためにステップド・ボトム、ディフューザ−の短縮などの新規定を導入する。それに対応して製作されたのが412T2だ。名前こそ前年モデルを引き継ぐが、その中身は新開発されたもの。戦闘力は高かったが、マイナー・トラブルが続き、いくつもの勝利を逃している。カナダGPでジャン・アレジが初優勝を遂げたことは、フェラーリ・ファンの間で今も語り継がれている出来事だ。
●エンジン形式:Tipo 044/1
●エンジン型式:75°V型10気筒DOHC4バルブ
●総排気量:2997.34cc
●最高出力:約600hp
●製造台数:9
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