1951
375F1
1950年から始まったF1世界選手権は、自然吸気4.5リッター以下のマシーンで競われていた。フェラーリが1950年のイタリアGPから投入したマシーンが、規定一杯の排気量を持つ375F1だ。デビュー戦で2位を勝ち取り、翌1951年のイギリスGPではF.ゴンザレスが、フェラーリにとって世界選手権で初の勝利を勝ち取り、戦前からの王者アルファ・ロメオに世代交代が近いことを告げた。レース後エンツォは“私は自分の母親を殺してしまった”と語り、アルファに育てられたエンツォならではの名言として有名だ。
●エンジン型式:60°V型12気筒DOHC2バルブ
●総排気量:4493.73cc
●最高出力:330hp/7000r.p.m.
●製造台数:7
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