1976
312T2
11年振りにダブル・タイトルを手にしたフェラーリは、成功作の312Tをキャリーオーバーし1976年の新規定に対応した312T2を送り出した。スタイリング的には巨大なインダクション・ポッドが無くなり、NASAダクトがコクピット前に備わる点が特徴だ。ラウダはドイツGPの大アクシデントで瀕死の大火傷を負うが、1ヶ月後のイタリアGPで復活し、治りきらない体で4位に入る。王座決定戦となった日本GPで,ラウダは豪雨で危険との理由でマシーンを降り、タイトルは1ポイント差でマクラーレンのJ.ハントのものとなった。しかしフェラーリは1976年のコンストラクターズ・タイトルを得た。
●エンジン形式:Tipo 015
●エンジン型式:水冷180°V型12気筒DOHC4バルブ、ギヤ駆動
●総排気量:2991.801cc
●最高出力:500bhp/12200r.p.m.
●製造台数:7
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