2006
248 F1
スクーデリア・フェラーリが2006年からのF1シリーズを2.4リッター、8気筒以下のエンジンという車輌規定に対応して製作したのが248F1だ。1958年のワールド・チャンピオンを獲得した名機の名を与えたところからも、王座奪還への意気込みが伝わってくる。248 F1のプロジェクトは、昨年に引き続きアルド・コスタの手により進められ、8気筒ユニットはもちろん、モノコックも新設計され、重量配分の最適化がより推し進められている。空力面はもちろん、ほとんどの部分が新たに作り直され、中でもサスペンションは全面的に見直され、リアは完全に新設計となった。外観的には2段式のフロント・ウイングが引き継がれたため、F2005と同じような印象を与えるが、バーチボードからサイド・ポンツーンにかけての処理は、かなり手が込んでいる。またリア・ウイングのマウントも新たな試みが見られる。エンジンが新型になったことに対応して、ギアボックスは複合素材を用いたコンパクトかつ軽量なものが開発された。またニュースとしては、発表前日の1月23日に、マルティニ・ロッシ社がスポンサーに加わったことは見逃せない。
●全長×全幅×全高:4545×1796×959mm
●ホイールベース:3050mm
●車輌重量:600kg(燃料、オイル、ドライバーを含む)
●エンジン形式:Tipo056
●エンジン型式:水冷90°V型8気筒DOHC 4バルブ
● 総排気量:2398cc
● 最高出力:---
● 変速機:セミA/T7段+Rev.
●生産台数:--
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