1958
246F1
1950年代のフェラーリは様々なトライをしていた。そのひとつが、エンツォの息子であるアルフレディーノが病床でV6ユニットの基本計画に参加し、ビットリオ・ヤーノが実現した65度のVバンク角を持つディーノ・ユニットだ。当初F2用の1500ccでスタートしたが、最終的にF1用として2500ccまで拡大。このエンジンを搭載したのが1958年シーズン用の246F1で、ディーノ246F1と呼ばれることもある。スクーデリアに復帰したマイク・ホーソンは、優勝こそ1回だけだったが、確実にポイントを稼ぎ1958年のワールド・チャンピオンに輝いた。コンストラクターズ・ランキングは惜しくも2位に留まった。
●エンジン型式:水冷65°V型6気筒DOHC2バルブ、チェーン駆動
●総排気量:2417.337cc
●最高出力:280 hp/8500 r.p.m.
●製造台数:9
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