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2005年12月28日
“スクーデリア・フェラーリ・クラブ”発足
フェラーリは2006年の1月1日をもって、既存のフェラーリのファンクラブを非営利企業“スクーデリア・フェラーリ・クラブ”に統合すると発表した。同クラブの資本金額は10万5,000ユーロ(約1470万円)で、フェラーリが大株主となる。
フェラーリが公認している既存の各ファンクラブの会員は、来年1月後半にムジェロで予定されているF2006の公式発表会に招待され、クラブの代表らは公証人の立会いのもと、フェラーリによって適切に計上された会費の証書を受け取る予定。
既存のクラブは、入会金40ユーロ(約5,600円)と年会費200ユーロ(約2万8,000円)を支払うことでスクーデリア・フェラーリ・クラブに加入することができ、各クラブごとのIDバッヂ、レターヘッド、各クラブハウスが描かれたポスターが特典として配布される。また、個人会員はさらに年間20ユーロ(約2,800円)を支払うことで、マラネロのファクトリー訪問やF1テストの見学、サン-マリノGPとイタリアGPの金曜日フリー走行のフェラーリ・グランドスタンド観戦チケット、マラネロのフェラーリ・ストア製品のディスカウント、ガレリア・フェラーリへの入場券などの特典が付く。加えて、フェラーリ・ワールド 内のスペシャル・コミュニティにアクセスすることが可能となり、フェラーリ・ニュースやF1活動に関する情報、動画を楽しむことができる。
なお、既存のローカル・クラブやその代表は存続され、今後新しく設立されるファンクラブもスクーデリア・フェラーリ・クラブに加入することが可能とのこと。
投稿者 modelcars : 21:57
2005年12月27日
612スカリエッティの新オプション・パッケージが登場
フェラーリ612スカリエッティのラインオプションに“Handling GTCパッケージ(HGTC)”が追加され、フェラーリの日本総代理店であるコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドが販売開始した。HGTCパッケージとは、FIA GTチャンピオンシップに参戦しているレースカーのハンドリングをロードカーのモデルで再現させるために開発されたラインオプションのパッケージで、2005年9月のフランクフルト・モーターショーで発表されたもの。
同パッケージは、既に575MマラネロやF430/F430スパイダーのカロッツェリア・スカリエッティ・プログラムとして高い評価を得ている“カーボン・セラミック・ブレーキ・システム”を始め、シフトタイムを短縮させる“F1ギアシフト・アップグレード・ソフトウェア”、迫力のある排気音を奏でる“スポーツ・エグゾースト・システム”、エレガントな612スカリエッティをさらにドレスアップさせる“ボール・ポリッシュ・モジュラー19インチ・ホイール”、“クローム・リア・グリル”、“カラード・ブレーキ・キャリパー”を含む。
HGTCパッケージを追加することにより、612スカリエッティの洗練されたスタイリングを損なうことなく、スポーツ性能を高めることが可能だ。オプション価格は、2,731,000円(税込み)となる。
≪HGTCパッケージ内容≫
●カーボン・セラミック・ブレーキ・システム
フロント:380mmブレーキローター/6ポット・キャリパー
リア :360mmブレーキローター/4ポット・キャリパー
●カラード・ブレーキ・キャリパー
●ボール・ポリッシュ・モジュラー19インチ・ホイール
フロント:245/40 ZR 19”
リア :285/40 ZR 19”
●スポーツ・エグゾースト・システム
●クローム・リア・グリル
●F1ギアシフト・アップグレード・ソフトウェア
◎問い合わせ先
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド
投稿者 modelcars : 21:23
2005年12月13日
FIAが2008年からの新レギュレーションを提案
12月9日にFIAの世界モータースポーツ評議会がモナコで開かれ2008年以降に導入を予定しているF1テクニカル・レギュレーションが発表された。新しいレギュレーションの目的は、各ティームのコストを大幅に削減し、スピードを上げずともオーバーテイクをし易くする空力特性への変更である。このレギュレーションの詳細は12月19日に決まり、以下の項目が含まれる予定だ。
●エレクトロニック・コントロールユニット(ECU)の標準化
●ロングライフ・エンジン
●ロングライフ・ギアボックス
●ワンメイクスによるタイヤ供給
●シーズン中の空力仕様変更の制限
●エンジン回転数の制限
●その他
さらに、この合意により2008年のエントリー開始の日程が、現在競技規定で決められている2006年3月1日から、3月22日に開催される世界モータースポーツ評議会で定められる日程に変更されると発表された。
投稿者 modelcars : 20:36
2005年12月 1日
FXXワールド・デビュー
6月に発表されて依頼正式な発表が待たれていたスーパー・プレミアム・モデルのFXXが、12月1日から始まったボローニャ・モーターショーで発表となった。
F430チャレンジと共に展示されたFXXだが、ようやくその素顔を露にした。ミドに搭載されるV12ユニットは、6262ccの排気量から800hp/8500r.p.m.を発揮し、車輌重量は乾燥で1155kgと発表され、パワー・ウェイト・レシオは1.44kg/hpという驚異的な数値となる。
またフェラーリの発表値によれば、フィオラノを1分18秒以下でラップするという。空力面も見直しが図られ、エンツォに較べダウンフォースは40%向上させたという。タイヤはブリヂストン製の19インチ径のスリックが採用され、ブレーキはブレンボ製のCCMローター(φ398×t36mm)にやはりブレンボ製のスペシャル・パッドが組み合わせられる。
インテリアではマニェッティ・マレリ製がFXX用に製作したマルチ・ディスプレイ・モニターが備わる。またリア・ウインドーが埋められたため、後退時に後方を写すTFTディスプレイも備わる。このカメラはルーフ上に取り付けられている。
当初発表されたように、FXXを購入したオーナーには、2006~2007年に国際格式のサーキットで行われるFXXイベントが用意されると改めて発表された。向こう2年間にヨーロッパ、北米、日本で行われる予定で、2006年はスパとニュルブルクリンクが決定しているという。
このほかフィラノでのクリエント・テスト・ドライブも用意されている。
デリバリーは11月中旬から既に始まっており、来年4月までに29台すべてがオーナーのものとなる。
投稿者 ueno : 23:12
2006年F1エントリーリスト発表
12月1日、FIAは2006年のF1エントリーリストを以下のように発表した。なお、 FIAに来シーズンからの参加を申請していた、鈴木亜久里氏が率いる“スーパー・アグリ・フォーミュラワン”はリストに入っていない。これは申請書類に不備があったためのようだ。
◆2006年F1エントリーリスト
No.ドライバー ティーム・ネーム コンストラクター/エンジン
01 フェルナンド・アロンソ マイルドセブン・ルノーF1ティーム ルノー
02 ジャンカルロ・フィジケーラ マイルドセブン・ルノーF1ティーム ルノー
03 キミ・ライコネン マクラーレン・メルセデス マクラーレン/メルセデス
04 ファン・モントーヤ マクラーレン・メルセデス マクラーレン/メルセデス
05 ミハエル・シューマッハー スクーデリア・フェラーリ・マルボロ フェラーリ
06 フェリッペ・マッサ スクーデリア・フェラーリ・マルボロ フェラーリ
07 ラルフ・シューマッハー パナソニック・トヨタ・レーシング トヨタ
08 ヤルノ・トゥルーリ パナソニック・トヨタ・レーシング トヨタ
09 マーク・ウェバー ウイリアムスF1ティーム ウイリアムス/コズワース
10 ニコ・ロズベルグ ウイリアムスF1ティーム ウイリアムス/コズワース
11 ルーベンス・バリチェロ ラッキーストライク・ホンダ・レーシングF1ティーム ホンダ
12 ジェンソン・バトン ラッキーストライク・ホンダ・レーシングF1ティーム ホンダ
14 デビッド・クルサード レッド・ブル・レーシング レッド・ブル・レーシング/フェラーリ
15 TBA レッド・ブル・レーシング レッド・ブル・レーシング/フェラーリ
16 ニック・ハイドフェルド BMWザウバーF1ティーム サウバー/BMW
17 ジャック・ビルヌーブ BMWザウバーF1ティーム サウバー/BMW
18 ティアゴ・モンテイロ MF1レーシング MF1/トヨタ
19 クリスチャン・アルバース MF1レーシング MF1/トヨタ
20 TBA スクーデリア・トロ・ロッソ スクーデリア・トロ・ロッソ/コズワース
21 TBA スクーデリア・トロ・ロッソ スクーデリア・トロ・ロッソ/コズワース
※TBAは未定
投稿者 modelcars : 22:02